矢板

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木矢板

2−1 木矢板の語源



木矢板の語源
炭坑、トンネル工事の土止めの松板からきている。坑内で土止め用の松板の端部を
矢のように鋭く尖らせて、土の中へ打ち込む作業を行っていた。

2−2 木矢板の種類



1.横矢板
土止め工法では最も一般的な親ぐい横矢板工法で、H(I)形鋼を一定間隔に
打ち込んで親ぐいとし、掘削に並行して板をフランジ間にはめこんで土止めをする。
この際に使用する板を横矢板と言う。


2.縦矢板
開削工法(オープンカット工法)地表面下に地下掘削を行い、切りばりや山
止め等により掘削面を安定させ、その中にヒューム管等の目的構造物を設置
して埋め戻しを行う工法。安全かつ経済的な工法の一つである。この際に掘
削する両側へ打ち込む板(先を尖らせる)を縦矢板という。トレンチシート
(軽量鋼矢板)を使用する場合が多い。

2−3 木矢板(横矢板)のずれ止め


1平方メートル当りのずれ止め本数
親杭のピッチ(mm)ずれ止めの長さ(mm) 使用本数
1000
2000
1200
2000
0.83
1500
2000
0.67
2000
2000
0.5
ずれ止めの計算(親杭ピッチ1500mm・総面積300m2の場合)       300(m2)÷1.5(M)=200(M)       200(M)×2=400(M)   400(M)÷2(M)=200(本)       総面積(m2)を親杭のピッチで割ると、延べ巾がでます。       普通ずれ止めは両サイドに止めるので2を掛けると、必要M数がでます。       ずれ止めの長さは2Mなので必要M数を2で割ると必要本数が求められます。
m2は平方メーターの意味です。

工事中に利用される矢板


矢板のストックヤード

大型チェーンソーによるカッティング




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